銀座肌クリニックの脱毛機は、硬毛化のリスクはありますか?
当クリニックでは、硬毛化のリスクが少ない脱毛機を使用しています。
そもそも、「硬毛化」とはどのような状態?
「硬毛化」とは、皮膚に医療レーザーを照射した後に、本来であれば毛がスムーズに抜けるはずが、何らかの理由で毛が濃くなったり、固くなってしまった状態を指します。
毛の量が増えたように感じることもあり、この場合は「増毛化」と言われることもあります。
硬毛化はなぜ起こる?
原因ははっきりと究明されていませんが、毛乳頭より少し浅いところにあるバルジ体を刺激してしまうことにより、毛根部が過剰に反応してしまうことが原因とされています。
※バルジ体…毛の色、太さ、硬さなどの遺伝子情報が入っている場所
毛の奥深くには毛乳頭という部位があり、その中には毛母細胞という毛を再生する働きのある細胞が詰まっています。
脱毛したい部位にレーザーを照射すると、レーザーの熱エネルギーで毛乳頭が破壊されるため、毛は成長が止まり、自然に抜け落ちて脱毛効果が得られます。
しかし、短い波長のレーザーがかえってバルジ体を刺激し、毛乳頭の成長を活性化してしまい、毛が太くなったり、長くなって伸びてきたりすることがあります。
硬毛化はこのようなメカニズムで発生するといわれており、産毛のようなやわらかい毛が多い部位で起こることが多く、うなじ・背中・二の腕・肩・お腹・顔などの部位は特に注意が必要です。
硬毛化を予防するにはどうしたらいい?
このように、硬毛化の原因ははっきりしていませんが、医療レーザー脱毛で使用する機器の種類に注意することで、予防はできます。
医療レーザー脱毛で使用する機器は、すべてのクリニックで同じものを使用しているのではなく、各クリニックで様々な種類の機器が使われています。
硬毛化のリスクが低い機器を選ぶポイントは、「レーザーの波長が長い機器かどうか」です。
硬毛化のリスクが低い脱毛機器の特徴
レーザー脱毛では、様々な種類のレーザー機器が使用されますが、硬毛化のリスクが低い機器は、「レーザーの波長が長い機器」といわれています。
波長が短いレーザー機器は、皮膚表面の毛に対して特に強い脱毛効果があり、脇やVIOなど、元々毛が濃い部位の脱毛に非常に適しています。しかし、産毛のような細い毛や色素の薄い毛に対しては脱毛効果が薄く、皮膚表面の産毛や、まだ生えていない毛に対して余計な刺激を与えてしまい、毛母細胞を活性化させ、硬毛化が起こるリスクがあります。
一方で、レーザーの波長が長い機器は、レーザーの熱エネルギーが皮膚表面を透過して肌の奥まで到達するので、産毛にも強い脱毛効果があります。
産毛に中途半端な熱エネルギーが伝わり、毛乳頭を刺激してしまうということがないため、硬毛化のリスクは軽減されます。
当クリニックで使用している脱毛機の特徴
当クリニックで扱っている「CoolGlide(クールグライド)」という機器は、ヤグレーザーという種類の波長の長いレーザーを搭載しています。産毛の毛根にもしっかりと作用するので、硬毛化のリスクが軽減されます。
従来の機器に比べて痛みが格段に軽減されている上に、必要に応じてアイシングも可能です。痛みが不安な方も、安心して脱毛施術を受けていただけます。
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未だ原因が解明されていないため、硬毛化のリスクをゼロにするのは非常に困難です。
しかし当院では、万一、脱毛施術期間内に硬毛化が起こってしまった場合でも、医師が迅速に対応し、照射レベルの調整などの対策を行います。
どうぞ、安心して脱毛施術を受けてくださいね。